2ntブログ

コンクリートの部屋



水が滴る音が聞こえる・・・コンクリートで囲まれたジメジメとした薄暗い部屋。窓もなく、明かりは裸電球ひとつ。想い鉄の扉には頑丈な錠前。でも、、、手枷、足換、首輪で繋がれた私は、扉にすらたどり着けない。。。一致纏わぬオールヌード・・・届く範囲には排泄用のおまると、冷めた雑炊の入った洗面器。小さな化粧台とメイク道具。脱出する体力力も、逃げ出す気力も、抵抗する勇気も・・私の中からかなり前に消え去った。。。鏡に映るのは、大量のホルモン注射で膨らんだ胸、丸みを帯びた体・・・以前、私が望んでいたことなのに、今ではその姿が恨めしい。。。どのくらいの月日が流れたのか、ここには昼も夜もなく・・・時間や曜日という概念は存在しない。。。ただ、ただ、足音だけを恐れているの。。。

あいつらの・・・足音・・・

足音が一人なら・・・おまるの掃除と食事の入れ替え。私はホッと胸をなでおろすの。。。でも・・足音が複数ならば・・それは地獄の時間・・・私は・・ここに監禁されて、この世には地獄というものが本当に存在するのだということを知った。それも・・毎日・・安穏と暮らしていた日々のすぐ側に存在することを。。。

この暗くて狭く、寒い部屋で私は、男たちに徹底的に弄ばれる。。。思いつく限りの凄まじい責めで私は嬲られ、犯される・・・セックス地獄の日々はまだ良かったの・・・お尻の穴が切れる程度だったから・・・セックスに開き始めた男たちのサディスティックな性癖は日に日にエスカレートしていく・・・知る限り・・・男は4人いる。。。大柄で毛深いリーダー的な男(仮にAと呼ぶ)Aは最も残忍で冷酷な男。長身で細身の男(仮にBと呼ぶ)Bは狡猾で助平、想像を絶する行為の発案者的存在。小柄で中肉中背の男(仮にCと呼ぶ)CはAとBの言いなりで小間使い的な存在。Cが私に手を出すことはほとんどない。。。最後に時々現れる紳士的な男(仮にDと呼ぶ)DはAとBの先輩?もしくは支配者?的な存在で私に唯一優しくしてくれる男。相当なテクニシャンで私はこの男に抱かれると何度も昇天させられてしまう・・・

4人の男と1匹のオカマ・・・

夢も希望もない灰色の世界・・・出られるのはきっと遺体となった時なのだろう。。。涙が涸れた頃から、私は男たちに媚びを売るようになっていた。。。怖いから・・優しくして欲しいから・・・もしかしたら解放してくれるかもしれないから・・・ううん・・・そうではないの・・・私を嬲り者にする男たちのことが・・・いつしか・・愛おしく思えるようになったから・・・私は奴隷・・・でも・・・この灰色の世界では・・お姫さまなの。。。